極早生スプリンターの種
緑肥といえば、イネ科の「えん麦(燕麦)」、「大麦」、「小麦」、「ソルゴー」、マメ科の「ヘアリーベッチ」、「クローバー類」、「エビスグサ(ハブ茶)」、緑肥用ひまわり、緑肥用とうもろこし、マリーゴールドなど様々な種類があります。
その効果もさまざまですが、私の緑肥おすすめはえん麦(エンバク)です。
エンバク(えん麦)も色々とありますが、その中でも「極早生スプリンター」が私のおすすめの緑肥です。
そもそも、緑肥のえん麦(燕麦)はネコブセンチュウやネグサレセンチュウなどの抑制効果があることで知られていますが、大きくなった「極早生スプリンター」は敷き藁(わら)の代わりにもなり、スイカ栽培にも活躍してくれますし、最終的には畑の土にすき込むことで土壌改良の効果もあるとされています。
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目次
えん麦(燕麦)種まきの準備
緑肥のえん麦(エンバク)がおすすめの理由は、「春まき栽培」、「秋まき栽培」と年2回の栽培が出来るためです。
また、背丈も1mほどになり、風よけや害虫の飛来防止、敷き藁にするには丁度良いのも「極早生スプリンター」おすすめする理由です。
極早生スプリンターの蒔き時と刈取り時期
※表は参考程度でお願いします。
以前、11月にえん麦の種をまいたことがありますが、翌年ソラマメの収穫が終了した時点で刈取り、スイカの敷き藁として使っても、特に問題が起きる事なく使用することが出来ました。
今年の種まきは2月23日(土)に種まきをしました。
ここ数、日暖かい日が続いているいるので大丈夫だと判断したからですが、皆さんはご自身の地域に合わせた蒔き時でまくことをおすすめします。
もしも発芽しないようだったら3月に入ってから種をまきなおす予定でいます。
緑肥の春まき
毎年、ソラマメの畝の両脇に作っているので、今回もソラマメを栽培している畝の両サイドに種をまくことにしました。
ただ、注意したいのが野菜の近くで栽培しない方が良いそうです。
緑肥は野菜よりも生育が旺盛で日照の取り合いになったり、他の植物の発芽や生育を抑制する働きがあるとされている為です。
種まき場所の準備
ソラマメの畝の両サイドに水糸を張ります。
水糸は真っ直ぐに張る
鍬(クワ)の背の部分を使ってえん麦のまく場所を平らに均していきます。
鍬(クワ)の背で平らに均す
平らに均したところ
土を大体平らに均す程度で大丈夫です。
きっちりと平らに均すというより、種をまく場所を確認する程度に軽く考えておいた方が気持ち的にも楽です。
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えん麦の種まきとそのコツとは
まき場所を平らに均したら「極早生スプリンター」の種をまいていきます。
適当に種をまく
「極早生スプリンター」の種は、本当に適当にまいて大丈夫です。
パラパラとまいて厚くなろうが薄くなろうが気にせず適当にまきます。
種をまいたら土をかける前に種を踏んで鎮圧していきました。
今年に入ってから、全然雨が降らずに土がパサパサの状態だったので種をまいた上から長靴で種を踏んでおきました。
種を踏みつけた状態
種を踏みつけた状態で種に土をかぶせていきます。
種の上に土をかぶせる
土を被せた上からさらに、長靴で種をまいた場所を踏みつけます。
※発芽を良くするために種をまいたらその上を足で踏んで鎮圧した方が良いと知り合いの農家の方に教わりました。
「えん麦は踏みつけなくても大丈夫!」というお話も聞いたことはあるのですが、私の場合、毎年このようにして「極早生スプリンター」の栽培をしているので、この様な栽培方法をとっています。
ただし、今年に入ってから雨が全くと言っていいくらい降っていないので、「種をまいてから」と「土を被せてから」の計2回、長靴で踏んでおきました。
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さらに足で鎮圧
平らに均した後、鍬(クワ)の背で軽く平らに均します。
クワの背で軽く平らに均す
たっぷりと水をやって緑肥「極早生スプリンター」の種まきは終了です。
種まき終了
緑肥の発芽
朝、仕事に行く前に畑によると燕麦が発芽していました。
えん麦の種まきが2月23日ですから、約2週間(13日)での発芽となります。
えん麦の発芽の様子1
えん麦の発芽の様子2
えん麦(燕麦)発芽後5日目の様子
エンバク発芽後、5日目の様子です。
えん麦(燕麦)の種まきから17日後、発芽からは5日しか経っていませんが、目で見てかなりハッキリ分かるようになりました。
えん麦(燕麦)発芽後5日目
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燕麦の麦踏み
えん麦が成長してきて大体5㎝位の大きさになってきたので、麦踏みをしました。
種まき後28日目のえん麦の様子
足で構わずにどんどんと踏んでいきます。
この時、足を引きずらずに上から踏みつけるようにするのがコツです。
えん麦をしっかりと踏んでいく
踏んだ後のえん麦の様子
踏み込んだ後のえん麦の色が変わっているのが分かると思います。
右側は向こうから手前へ、左側は手前から向こう側へえん麦を踏んでいきました。
えん麦種まき後43日目の様子
麦踏みから2週間経過したえん麦の様子です。
種まき後43日目のえん麦の様子
ゆっくりとですが、着実に成長している様子が伺えます。
