
パセリー(セリ科) 難易度:★★☆☆☆
古代、地中海沿岸地方で薬用、香辛料に利用されてきたハーブでビタミンA、
B、C及びミネラルを豊富に含む健康野菜です。
- 冷涼な気候を好み、真夏には生育は劣るが夏越しは十分可能。
- 0℃以下になっても枯死すること無く冬越しも可能。
- 新芽再生には5℃以上の気温が必要で春になると、とう立ちするので品質は劣るが、家庭菜園では十分に楽しめる。
- 種を蒔いてから、長い間収穫を楽しめるので家庭菜園向き。
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目次
パセリーの品種選定
自分の好みの品種を栽培すればいいと思いますが、私の地方では写真のパセリーの種袋を
ホームセンターや種苗店でよく見かけるので、上記品種のモスカールドという品種を栽培して
います。春先には苗の販売もされているので、苗で植えても、また比較的に栽培しやすいので
ご家庭でプランター栽培や室内での鉢植え栽培も楽しめます。
種蒔き後は長い期間収穫が楽しめます
パセリーは暑さも寒さも耐えることができるので、長く収穫を楽しむ事が出来ます。
我が家の家庭菜園では、長さ4mの畝に2条のスジ蒔きで種を蒔き、各株から少しづつ
収穫をするようにして、長い間収穫が楽しめるようにしています。
パセリーのまき時と収穫期

パセリの天敵は
我が家の家庭菜園でも経験していますが、パセリーやニンジンなどセリ科の野菜の天敵である
害虫はキアゲハの幼虫です。見つけ次第、捕殺するか駆除しないと大体2日~3日でパセリー
の葉は丸坊主にされて茎しか残りません。成虫はあんなに綺麗なキアゲハですが、その幼虫
はセリ科の食物の天敵なのです。
パセリーの種蒔き
種蒔き前の畑の準備
パセリー種蒔き前に苦土石灰を蒔きよく畑を耕して起きます。このとき蒔く石灰の量ですが、
畑の疑問(石灰について)の蒔き量1で十分です。また私の場合は完熟たい肥などは一切
入れないで、パセリーの生育状況に応じて決めています。(石灰の蒔き量についてはコチラから)
畝を立てる
我が家の家庭菜園では、パセリーは長さ4m、幅50cm、条間20cmの畝で栽培します。
家庭菜園の本などは栽培方法など書いてある事が結構バラバラは事が多いです。
ご自分の家庭菜園の状況に応じて臨機応変に対応されるといいと思います。
ただ、栽培期間の長い物は出来るだけ畑の端で栽培する方が、他の野菜の植え付け計画
が立てやすいです。
畝立て後、2条のミゾを切った様子
我が家では、畝を立てるとき、ミゾを切る時には写真の隅に写っている糸巻きに工事現場用の水糸
をホームセンターで買ってきて使っています。(糸巻きはヤフオクで確か10ヶで3,000円
でした。家庭菜園仲間とみんな共同で落札して金額は折半しました。)
ミゾを切る時には写真にあるように、板切れを使っています。(昔、カラーボックスを購入したら
梱包の箱の中に入っていた半材です。)ミゾ深さは大体、2cm位です。
パセリーの種
パセリーの種
セリ科の種は大体似てますね。通常、ニンジンもこの様な種です。コーティングの種はパセリー
では見たことはありません。また、セリ科の特徴なのでしょうか?発芽には時間がかかりますので、
畑に直播きする場合は発芽するまで、水を絶やす事の無いようにしなければいけないので、ポットに
種を蒔いて、ある程度大きい株にしてから畑に定植したほうがいいかも知れませんね。
今回、4、5日天気が悪いということなので、私は畑に直播きにしました。
種蒔き後は厚く土をかけずに薄くかけます
種蒔き後、薄く土をかけてミゾを作る
種蒔き後、薄く土をかけて空手チョップをするように小指側のての腹部分でミゾをつけていきます。
こうする事によって水が種を蒔いた部分に溜まり、蒸発する時間もかかるような気がします。
実際に他の部分は乾いているけどミゾの部分は湿っている事が多いです。
ジョウロで水遣りをしてもミゾ部分に水が溜まり、溝に沿って水が流れていくので、雨が降っても同じ
ような効果があるのでは?また、大雨が降った時には、土手の代わりとなって種が流されるのを防いで
くれると勝手に思っています。皆さんも試されて見てはいかがですか?
たっぷりの水遣りを忘れずに
種蒔き後はたっぷりの水遣りをしています。量的には土がこれ以上水を吸い込めなく
なるぎりぎりまでです。ただ今日は私の地方は午後から雨予報だったので、土が湿る程度の
水遣りで済ませました。(予報通りに午後からかなりの雨がふりました。)
パセリーの大雨の被害
パセリー発芽の様子
上の写真はパセリーの発芽の写真ですが、実は大雨によって畝が水に浸かってしまいました。
種を蒔いた直後だったので、種が雨で流されてしまったと思いましたが大丈夫のようです。
ただ、所々発芽していない場所もあるので無事に成長してくれたらと願うばかりです。
写真でもお分かりになるかと思いますが、土がかなり固くしまってしまいました。もう少し大きく
なったら、中耕してあげようと思います。
パセリー種蒔き後1ヶ月の様子は
パセリーは発芽直後と大きさ自体は変わりませんが、少しずつ成長している様には見えます。
写真を撮ったつもりでいたのですが、忘れてしまったので今度畑に行ったら写真を撮って
ご紹介します。
成長が遅くてもどかしいパセリー
先日、畑に行った時のパセリーの写真です。まあ、覚悟はいつもしてるんですよ。なので、毎回
パセリーの種を蒔く時は畑の端の方に種を蒔きますからね。でも、じれったいです。
やはり、秋蒔きよりも、春蒔きのほうが栽培が楽な気がします。別に手間が掛かるというようなこと
はなく、もどかしくて仕方ありません。
パセリ―種まき2か月後の様子
様子だけ見に畑に行った時のパセリの様子
種まき後2か月後のパセリ―の様子ですが、やはり大雨の影響は後から出てきています。
発芽はしたけれど、その後駄目になってしまう物が続出で本当に少ししか残っていません。
来春に蒔きなおそうと思いますが、大丈夫な物もあるので畑を耕してしまうのは惜しいです。
もう少し様子を見て決めようと、今日妻と話をしました。
パセリーはあきらめました。
今年は雪が降ったりと気候も安定せずにパセリーがほぼ全滅状態になってしまったので、
3月5日に石灰をふって畑を耕してしまいました。今月の下旬にパセリーの種を蒔きなおして
リベンジしようと思います。
耕したリーフレタスとパセリ―栽培の場所です。
再チャレンジの様子はこのページでご紹介します。
パセリーの収穫
パセリーを収穫するときに写真をアップしたいと思いますが、基本的には株の外側から収穫します。
この辺はかなり適当に収穫しても大丈夫ですよ。ただ、ひとつの株からは大量に収穫しない事です。
長期収穫を楽しむ為に
パセリーは春先にとう立ちするので芽の先端に蕾をつけ始めたら、摘み取る様にします。
また、1ヶ月に1度位の割合で追肥をすると長く収穫を楽しむ事が出来ます。
パセリー料理を楽しむ
皆さんはパセリーは脇役でしかないと思いますか?
我が家では、結構主役級の食材として重宝しています。サラダ、胡麻和え、てんぷら、スープ
などなど、また妻は乾燥パセリを作っていてパスタや他の料理に彩りとして使っています。
栄養面で考えるならば生食がおすすめです。
