キャベツ(アブラナ科) 難易度:★★★☆☆
ビタミンCも豊富に含むが、胃腸障害に良いとされているビタミンUを多く含み、サラダ等生で食べても、またロールキャベツ、ポトフなどの様に煮て食べても良い、野菜の代表格的存在の淡色野菜です。
- 耐寒性は強いが、暑さに弱いので夏まき、秋まきで育てるのがやさしい。
- 発芽適温は15℃~30℃とわりと高めで、生育適温も5℃~20℃と温度範囲は広い。
- 夏まきは害虫被害を減らす為に寒冷紗などで害虫対策をする。
- 秋まきは秋まき用の品種を選んで植え付けをする。
スポンサーリンク
目次
キャベツ品種の選定
作付けする地域にもよりますが、夏どりのキャベツは家庭菜園では作るのが難しいのでこの時期は避けるのが無難です。
夏まき若しくは秋まきで育てましょう。
夏まきには夏まきに合った品種を、また秋まきには秋まきに合った品種を選べばあまり失敗する事はありません。
キャベツの種まきは時期をずらしてまきましょう
プランターでキャベツを作る場合は別ですが、畑でキャベツを作っている我が家では毎年、早生種のキャベツ苗を6株ほど近所の農協で購入して、その後、中晩生種のキャベツの種をまき、10日~2週間ずらしてさらに種をまいています。
家庭菜園をやっているとどうしても収穫期にいっぺんに野菜がとれてしまい、せっかく作ったのに消費が間に合わなかった…
なんて事はしょっちゅうあります。
その様な事を防ぐ為にも、我が家は3回に分けてキャベツを作付けします。
1回目(6株)、2回目(10株)、3回目(10株)の合計26株を毎年この時期に作っています。
キャベツの種まき
種まきに必要なものは?
ポット(6cm)とトレー
我が家の種まきは、ポット(6cm)とトレー、種まき用の培養土です。発芽して本葉が2~3枚になったら、9cm~10.5cmのポットに移植します。
ポット(6cm)に培養土を入れ2ヶ所にくぼみをつけた
このくぼみの中に…
キャベツの種
キャベツの種をまきます。そして培養土を軽く、くぼみが無くなる様にかけてその後、たっぷりと冠水します。
種まき冠水後
数が多いのは知り合いと種を共同で購入して分け合っているからです。
どうしても種が余ってしまいがちになるので、色々な種を知り合いとシェアしています。
キャベツまきどきと収穫期

キャベツの苗が徒長してしまったら
キャベツ徒長苗
今年は気温が高く発芽適正温度を越える日がつづいてしまい、種まき後寒冷紗をかけたりして温度や乾燥には十分注意をしていましたが、それでも苗が徒長してしまいました。
この徒長苗を1本にした様子も記事にしています。
[surfing_other_article id=”320″]キャベツの植え付け
畑の準備
定植2週間前に苦土石灰をまき(蒔き量1)、その後定植1週間前に牛糞などの堆肥をまき畑を耕しておきます。
[surfing_other_article id=”495″]マルチを張る
冬に収穫するキャベツですから、地温を上げてあげたり、土の乾燥を防ぐ為にもマルチを張りそこにキャベツ苗を定植していきます。
そして、害虫被害からキャベツ苗を守る為にもすぐに防虫ネットをして苗を守りましょう。
徒長したキャベツ苗のその後
徒長したキャベツ苗がしっかりしてきました。
徒長してヒョロヒョロだった苗もしっかりしてきたので、畑に定植しました。
キャベツ苗の定植
マルチを張りキャベツ苗の彩音を定植したところ
マルチの幅は約90cmで条間が40cm、株間も40cmのところに穴を開けてキャベツ苗を定植しました。
直ぐ右側がハクサイの畝ですが、私は穴のあいていないマルチを購入して栽培する野菜に合わせて(タマネギ以外)穴をあけて使うようにしています。手前6株分空けて定植していますが、ここには購入苗の早生種の初秋(1回目のキャベツ苗)を定植する予定です。
奥は、今回キャベツの種を2回に分けて蒔いているので3回目のキャベツ苗を定植の予定です。
定植後は水遣りをして直ぐに防虫ネットをかけました。
実は次の日に早生種のキャベツの初秋の苗を購入して定植したのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました。
3回目のキャベツ苗の定植
我が家の家庭菜園では1回目収穫用のキャベツ苗(品種:早生品種の初秋)、2回目、3回目に
収穫するキャベツ苗(品種:中晩生種の彩音)を定植していますが、今回は最後の3回目に収穫
予定の苗の定植です。
手前が2回目収穫予定の苗、奥が3回目収穫予定の苗
キャベツ苗の大きさの違いがお分かりでしょうか?
2週間種蒔きをずらしたので、この大きさの違いになりました。
収穫もずらして採る事ができそうです。
これで今年栽培する予定だったキャベツ苗をすべて定植しました。
結局当初の予定より多くて今年は34株を栽培する事になりました。
今年は種を蒔けばすべて徒長してしまい大変でしたが、無事、畑に定植する事が出来てホッとしています。
後は虫の被害に合わないようにしっかり管理をするだけです。
キャベツの様子はまたご報告します。
キャベツ苗のその後の様子
キャベツ苗も大きくなりました。
2回目と3回目定植のキャベツ苗の大きさの違い。
何とか無事に育って貰いたいものですね。
1回目と購入苗の大きさはあまり変わりませんが、購入苗は早生種の初秋なので大丈夫です。
1回目定植した彩音キャベツも大きくなってきました。
追肥をする
キャベツ苗定植後2週間~3週間後に追肥します。
また、キャベツが結球してきたら最後の追肥をするので、合計2回の追肥を我が家ではします。
マルチを張った場合の我が家の追肥方法を別記事でご紹介しました。
宜しければそちらの記事をご覧下さい。
[surfing_other_article id=”1739″]先日の休みに畑に行き、1週間遅れの定植4週間後に追肥をしてきました。
雨が降ったりと色々あった為に他の作業が遅れ、1週間ずれ込んでしまいました。
キャベツもすっかり大きくなってきました。
奥のキャベツが怪しくて虫を探しても見つからず…
キャベツの苗の2株が虫の糞があるにも係わらず、見つからず土を掘っても分かりませんでした。
来週詳しく調べます。キャベツが少し巻き始めていました。
巻き始めのキャベツ苗
10月に入っても温かい日が続いている為、巻き出すのが少し早いかな?
11月21日のキャベツの様子
今年のキャベツは定植直後は虫などがいましたが、白菜と比べて虫食いも少なく、すごく順調です。
購入苗も巻が日に日に固くなってきており、もうすぐ初収穫が出来そうです。
キャベツ購入苗の初秋です。
購入苗の初秋が6つありますが、大体みんなこの位の大きさになっています。
今度の休みに採れるかどうかですね。
1月16日のキャベツの様子
畑に行くたびにキャベツを収穫していますが。ここにきて急激に寒くなってきたせいで成長もゆっくりになってきました。
まだ畑には20株位のキャベツが残っているので、ゆっくり成長をしてくれた方が順番にキャベツを食べる事が出来るので嬉しいです。
気温が暖かいと、日にちをずらして種を蒔いたキャベツが同じような大きさになってしまいいっぺんに収穫しないといけなくなってしまいます。
3回にずらして定植したキャベツですが、畑を見る限りではその順番通りに成長してくれているので今のところは大丈夫なようです。
2回目に定植したキャベツ彩音です。
3月26日キャベツの様子
畑に行く度にキャベツを収穫して食べていますが、今日は収穫はしないで写真だけ撮りました。3回目に定植したキャベツで残りあと12株になりました。
まだ少し小さいので来週採ります。
キャベツ定植後の管理
葉物野菜の中でもキャベツや白菜は害虫被害にあいやすく、中でも、ヨトウムシやアオムシ被害が多く見受けられます。
ですから、キャベツ苗を定植したらすぐに防虫ネットをかけて、少しでも被害を出さないようにしています。
それでもやはり被害に合ってしまいます。
我が家は害虫被害に合ったからと言って消毒をするのではなく、消毒せずに手や割り箸で害虫を捕り除いています。
家庭菜園をされてる方はご存知かも知れませんが、指でアオムシやヨトウムシをつまんで捕ろうとすると苗を傷めてしまうことがあります。
そんな時は割り箸で虫をつまんで捕れば苗を極力傷つけずにすみます。是非、試してみて下さい。
折角の家庭菜園ですから楽しまなきゃ損です
スーパーなどで販売されているキャベツや白菜は必ずと言っていいほど消毒をしています。
でなければあんなに見た目が綺麗にはなりません。
多少の虫食いはあっても安心安全の家庭菜園ですから是非無農薬の野菜を味わってみてはいかがでしょうか?
虫が食べるほど安全なものはありませんよ。
私も家庭菜園を始めてから6年経ちますが、初めて自分の手で無農薬のキャベツを作った時の感動は忘れられません。
とても甘くておいしかったのを今でも覚えています。
キャベツの収穫
結球したキャベツを手で押さえてみて、硬くしまっていたら収穫時期です。
今年の初収穫は12月6日でした
今日、畑に行きキャベツを初収穫してきました。
今回収穫したものは購入苗の初秋という品種のキャベツです。
自分で種を蒔いたキャベツも少しずつではありますが、成長しています。
初収穫のキャベツと白菜です。
キャベツは2玉収穫し、白菜は1株収穫しました。
この白菜はオレンジクインで、生でも食べれる白菜なのですが、今夜は寒いので鍋にでもしようかとこの他に大根も収穫してきています。
2月21日キャベツの収穫
今日、畑に行きキャベツも収穫してきました。
3回に分けて蒔いた彩音キャベツですが、去年からの気候の暖かさで成長がそろってしまうかと心配しましたが、大丈夫なようです。
これなら、順次キャベツを収穫する事が出来て長くキャベツを楽しむことが出来そうです。
立派なキャベツが収穫できています。
3月20日キャベツの収穫
今日はジャガイモを定植した後、家にキャベツが無かったので収穫をしました。
少しまだ小さいのですが、その中でも大きい物を収穫しました。
畑にはまだ、3回目に定植した10玉以上のキャベツがあるので、大きくなったものから収穫して家で食べています。
葉物が少ない今の時期ですが、ほうれん草は終了してしまいましたが、キャベツがまだまだあるので助かります。
今日、収穫したキャベツです。
4月9日キャベツの収穫
4月9日現在もキャベツの収穫は続いていて、早く収穫をして畑を開けたいのですが、中々思うようにはいきませんね。
今日は2玉のキャベツを収穫しました。
2玉のキャベツを収穫しました。
畑にあるキャベツは後7玉です。
やっぱり我が家のキャベツは美味しいと自画自賛してしまいます。
こうやって種まきから収穫まで野菜を育てていると、「勿体ない」という感覚がよくわかるようになりました。
てしおにかけて育てた野菜を無駄に出来なくなります。
この感覚はとても大切だと思うのですが…
キャベツの保存
私の感想としては、キャベツは冷凍保存をすると美味しくなくなるので、我が家では冷蔵をしています。
1.収穫したキャベツの芯をくり抜きます。
2.濡らしたキッチンペーパーを濡らしてキャベツのくり抜いた芯の部分に詰めます。
3.ポリ袋などに入れてそのまま冷蔵保存します。
キャベツを使う場合は外葉から使っていくとキャベツは長持ちしますよ。

はじめまして 会社を退職してから畑で野菜を作り始めて4年目の主婦です。
山のてっぺんを開墾して 少しの畑を作っています。
山の土は砂地のようで さらさらで水なんかさあっとはじいてしまうし、保水力がないんです。
なんとか肥えたしっとりした土にしようと 頑張っています。
雨降ったあとは 表面がセメントみたいにかたくなるんですよ。
最近やっとミミズがいる土になってきた所もあります。
まだまだ有機の堆肥をいれないとだめです。
それでも少しずつ食べれるものが収穫できるようになりました。
今年初めて 白菜を種まきから育てようと、自宅でセルトレイで蒔いてみました。
ところが 下にビニールを敷いていたので水はけが悪かったのと、
高温の日が続いたことで、双葉の下がながく徒長してしまいました。
ひょろひょろの双葉から本葉が1~2枚出たところです。
これからどうしたらいいかしら?と思い悩んで 検索していて
こちらのブログに行き着きました。
前置きが長くなりました。
「徒長したキャベツの苗」の記事を拝見して、すくわれた思いです。
ポットの苗を1本にして 土を入れてしっかりした苗に育てます。
ありがとうございました。
キャベツすばらしい出来に育っていますね。
土にさわって種を蒔き、芽が出たとよろこび、自然の中で農作業をする毎日が楽しくてたまりません。
また時々記事を拝見しにまいります。
これからのご活躍を楽しみにしています。
愛媛の宮崎さん
コメント頂き有難う御座います。
私の記事が参考になったとのこと、
嬉しい限りです。
1本にした後は、必ず半日陰で半日若しくは
1日おいて下さい。
いきなり日向においてしまうと根がついて
いないので枯れてしまいます。。。
最近、私もブログ更新怠り気味ですが・・・
コメント頂いてまた続ける気力が出てきました^^
仕事がひと段落したら元気に再開したいと思います。
これからも、グロべジを宜しくお願い致します。