
ゴボウ(キク科) 難易度★★★☆☆
栽培期間が長い野菜のひとつで、通常の長いゴボウを栽培をすると収穫時に
とても大変な思いをします。最近では、家庭菜園で栽培しやすい短いゴボウも
販売されています。生育温度は20℃~25℃と温暖な気候を好むので、秋まき
栽培よりも春まき栽培の方が家庭菜園では栽培しやすいです。
- ゴボウの種は発芽しにくいので、ホウレンソウと同様に種を1晩~2晩水に浸したほうが。よく発芽する。
- 根割れなどの心配がある為、畑をよく耕した後に石などを取り除いておく。
- 栽培自体は簡単ですが、収穫時がとても大変なので栽培方法の工夫が必要。
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ゴボウの品種選定
最近では色々な種類のゴボウの種が販売されていますが、ゴボウの栽培自体はさほど難しくも無く
成長させることが出来ますが、収穫時がとても大変なので、畑に種を直播きにする場合は短い
ゴボウがおすすめです。私は毎年長いゴボウを栽培しますが、栽培方法を工夫しています。
私のゴボウ栽培の方法
私が家庭菜園を始めて2年目に滝野川ゴボウを栽培した事があります。畑をよく耕し、ゴボウの
種をまいて収穫の時期、とても苦労した経験があります。最初にお借りした畑は黒土があまり
深くなく(大体地表から50cm土を掘ると赤土が見えてきました。)場所でした。とてもいいゴボウ
が出来ていたのですが、ゴボウは黒土の層から赤土の層にまで伸びており、収穫するのにとても
大変でした。それから私は収穫時にいかに楽をするかを考え、ゴボウ栽培をするようになりました。
私のゴボウ栽培で必要なもの
- 支柱(ある程度太くて長いもの)が4本。
- 肥料の袋(私の場合は40リッターの完熟牛糞たい肥の袋)2枚。
- 園芸用のふるい(無くても大丈夫ですがあると便利)。
以上のものだけです。今年のゴボウ栽培で写真を撮っておかなかったので、来年の栽培時に
写真を随時アップしていきますが、たい肥の袋の上下は切り取っておきます。そしてナスやトマト
の定植時にする行灯の容量で4本の支柱を立てます。この時出来るだけたい肥の袋がいっぱいに
広がるようにします。一つ目の袋をセットし終えたらその上からもう一枚の袋をかぶせます。
最後に畑の土を入れていきますが、この土は前の週に石灰を蒔いて畑を良く耕した土を入れるよう
にしますがこの時、園芸用のふるいで土の中にある石などを取り除きながら入れるように私は
面倒くさくてもしています。根菜類は根割れなどを直ぐにしてしまう為です。
ゴボウまき時と収穫期

ゴボウの種まき
種まき前の準備
種まき1週間前に石灰をまき量1で蒔き、畑を良く耕しておきます。たい肥の袋に種を蒔きますが、
しっかりと土壌のpHは調整するようにします。(石灰の蒔き量に関する記事はコチラから)
ゴボウの種まき
私の場合、ゴボウの種は2晩水につけておきます。ひとつの袋にどの位の種を蒔くかですが、
ゴボウの栽培本数が多いと細いゴボウになりがちなので、種まき自体は多めに蒔いておきますが、
1つの重ねた袋での栽培本数は10本~15本位を目安としています。
間引きと追肥
種まき後の追肥ですが、私の場合は本葉が2枚~3枚の時に1回目の間引きを行い、その時に
根に直接肥料が掛からないように大体一つまみ程度の追肥をし、本葉が5枚~6枚位になったとき
に栽培本数の10本~15本にし、再度追肥を行います。量は基本、前回と同じ量です。
その後は1ヶ月に1回位の割合で追肥を行い栽培していきます。
ゴボウの収穫
ゴボウの収穫が一番簡単で、袋をカッターで切り土をどけて収穫をします。
片付けも支柱と袋を片付けるだけなので、本当に簡単です。私は過去に、波板を使っての
ゴボウ栽培もしましたが、一番簡単な方法はこのたい肥の袋を使った栽培ではないでしょうか。
ゴボウの栽培場所と栽培時のコツ
実は作付けのプランにはゴボウの栽培場所は載せていません。毎年肥料袋を使った栽培方法
で、1ヶ所か2ヶ所での栽培となる為です。ただ手帳には栽培場所は記入してあり、連作にならない
様にしています。また、コツという程のものでもありませんが、袋を2枚重ねた下の畑の土も良く
耕しておいたほうがいいと思います。袋栽培はだんだん下に土が沈んでいく傾向にあります。
その時にゴボウが畑の土に伸びていきやすくする為です。
※来年は写真をアップして栽培方法を詳しくご紹介しますね。
